頭痛
頭痛は、日常生活や仕事、または勉強にも支障がでるほど辛い症状です。
頭痛の原因は、ストレスや睡眠不足、目の疲れ、姿勢の悪さ、食事や生活習慣の乱れ、さらには疾患や病気など、様々な要素が絡み合っています。
頭痛により、日常生活や仕事に支障をきたしているのであれば、まずは医師に相談してみてください。
患者さんお一人おひとりの頭痛の状態に合わせた治療法をご提案し、日常を心地よく過ごせるようサポートいたします。

頭痛の種類
緊張型頭痛
一般的で最もよく見られる頭痛の一つです。
頭全体に鈍い痛みや圧迫感があり、原因は日常のストレスや筋肉の緊張などで起こりやすくなります。
片頭痛
頭の片側に激しい痛みが現れる頭痛です。
時には吐き気や、光や音に過敏に反応することもあります。
遺伝的要因やホルモンの変化、特定の食べ物や環境要因が原因で引き起こすことがあります。
片頭痛は20歳〜40歳代の女性に多い傾向です。
群発頭痛
非常に強い痛みを伴う頭痛で、一時的に毎日発作が繰り返されることが特徴です。
目の周りに鋭い痛みがあり、通常は1時間から数時間続き、週間や月間にわたる発作期間があります。
女性に多い片頭痛
片頭痛が女性に多い理由は、月経周期や妊娠、更年期などの女性ホルモンが影響しています。
女性ホルモンには2つのホルモンがあり、その1つの「エストロゲン」の分泌が急激に減るとき、脳内の神経伝達物質のバランスが変化します。
脳の血管が拡張したり、神経に炎症が起きたりすることで頭痛が起きると考えられます。
月経前症候群(PMS)の症状にも頭痛はありますが、片頭痛を発症している場合もあります。片頭痛かPMSの症状なのか見極めるためにも、受診して対処していきましょう。
高血圧
血圧は、心臓が血液を体全体に送り出す時に、血液が血管にかかる圧力のことを指します。
その圧力が、通常よりも高くなる状態を「高血圧」といいます。
高血圧は自覚症状が無い場合が多く、放っておくと心臓や血管に負担がかかり続け、心臓病や脳卒中など重大な疾患を引き起こす可能性があります。
定期的な検診で、まずは高血圧と自覚し適切な治療を受けることが大切です。

正常な血圧の範囲
血圧には2つの数値があります。
- 収縮期血圧
心臓が収縮して血液を押し出す時の血圧 - 拡張期血圧
心臓が収縮していない時の血圧
正常な血圧の範囲は、収縮期血圧が120mmHg以下で、拡張期血圧が80mmHg以下です。
高血圧の症状
- 頭痛やめまい
- 疲労感
- 動悸や息切れ
- 目の周りの症状
高血圧の治療法
生活習慣の改善
食事や運動、ストレス管理などの生活習慣を見直すことが重要です。
塩分の摂取を控える、バランスのとれた食事を心がける、定期的な運動を行ったりするなどのアドバイスをいたします。
薬物療法
高血圧の症状や程度に応じて、血圧を下げる薬や、血管を拡張させたりする薬など適切な薬を処方いたします。
膀胱炎
膀胱炎は、主に細菌が原因で起こります。
おしっこを我慢し続けたり、きれいに拭かなかったりすることで、膀胱に細菌が入りこみ炎症することで発症します。
男性でも発症しますが、女性に多く見られます。膀胱炎は放置すると腎臓全体に炎症を起こし、腎盂腎炎になる場合があります。
膀胱炎の症状
- おしっこをするときに痛みを感じる
- 頻尿になる
- 尿に血が混じることもある
膀胱炎の治療法
抗生物質を処方いたします。
個人差がありますが数日から1週間で症状の改善が見られることが多いです。また、水分をたくさん摂ることで、細菌を排出する助けとなります。
ヘルペス
ヘルペスとは感染症の一種で、ウイルスが原因で発症します。
キス、性行為、また食器やタオルの共有などで感染します。
感染すると、赤み、水ぶくれ、神経痛の症状があり、一度治まっても風邪や疲れなどで抵抗力が落ちたときに再発することがあります。

口唇ヘルペス
口唇ヘルペスに感染した人は、口や顔の周りにかゆみやピリピリ感を伴う赤い斑点や水ぶくれが生じることがあります。
これらの水ぶくれは破れて潰れ、かさぶたができます。一般的に、症状は約2週間程度で自然に治ります。
口唇ヘルペスの治療法
抗ヘルペス薬を処方いたします。お薬で症状が軽減し、治療期間を短くすることができます。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは性行為によって感染し、陰部や性器の周りにかゆみや痛みを伴う赤い発疹や、小さな水ぶくれが現れます。
これらの水ぶくれも潰れてかさぶたができます。
また、排尿時の痛みや股の痛み、リンパ節の腫れなどの全身的な不快感もあります。
性器ヘルペスの治療法
抗ヘルペス薬を処方いたします。お薬で症状が軽減し、治療期間を短くすることができます。