子宮内膜ポリープ手術
子宮内膜ポリープとは
子宮内膜ポリープは、子宮内膜の細胞が増殖した結果、子宮内膜表面から突出した良性の結節(かたまり)のことであり、内膜腺・血管・間質からなります。
病理検査で偶然発見される小さなものから、外子宮口から脱出する有茎性のものまで形や大きさは様々です。
不正出血、過長月経、不妊症の原因となる場合があります。
当院では子宮鏡を用いて子宮の中の様子をモニターで観察しながら、ポリープを切除していきます。

子宮内膜ポリープの検査
がん検診の際に偶然発見されることも多いです。
超音波検査で子宮内膜ポリープが疑われる場合には、子宮鏡で詳しく検査します。
子宮鏡検査とは、経頸管的に子宮腔内に内視鏡を挿入し、子宮腔や頸管内の状態を観察する方法です。
病巣の表面の形態や色調、突出の程度、腺開口、血管の分布と走行、潰瘍形成、出血の程度などを直接みることができ、病変の広がりをみることができます。
当院の子宮内膜ポリープ切除術の特長
- 子宮鏡で行うため子宮内膜に優しい手術
- 短い時間で日帰りで手術ができる
- 細径スコープで麻酔なしでもできる
子宮内膜ポリープ切除術の流れ
01.ご来院
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02.前処置
経膣エコーで異常がないか確認し、
個室に移動して検査着に着替えていただきます。
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03.手術
麻酔なしでもできますが、
痛みがある方はブロック麻酔を行うことがあります。
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04.リカバリー室へご案内
しばらく、お休みいただきます。
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05.医師の説明
術後の薬の説明などを行います。
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06.ご帰宅
1〜2週間後に再受診をお願いします。
合併症・リスク
- 麻酔により、アレルギー反応や吐き気
- 手術後の少量の出血、腹痛
- 感染
- 子宮穿孔
料金
準備中 | 準備中 |
よくあるご質問
子宮内膜ポリープ手術は日程の調整ができますか?
日程調整できます。
患者さんのご都合に合わせて時間帯なども柔軟に対応いたしますのでご相談ください。
持参するものはありますか
手術後は出血する可能性もありますので生理用ナプキン1枚をご持参ください。
中絶手術
中絶手術に対する不安や心配は、自然な感情です。
当院では、患者さんの不安を少しでも解消するため、手術前には丁寧に説明し手順やリスクについても十分理解していただけるよう努めます。
また、中絶手術は安全な方法の「MVA(手動真空吸引法)」を導入しております。
手術前後は完全個室のリカバリールームをご用意し、プライバシーに配慮した導線設計にしています。
患者さんの健康と幸福を第一に考え、サポートいたします。
当院では全身麻酔(寝る麻酔)ではなく、局所麻酔(歯科診療などでよく使われる部分的な麻酔)を使用することで、よりリスクの少ない手術を行っています。
MVAシステム(手動真空吸引法)とは
専用の器具を使って子宮の中に負圧をかけ、内容物を吸引する方法です。
早期の妊娠(1〜8週程度)の中絶に効果的な方法で、手術時間が短く、合併症も比較的少ない手術方法です。
MVAシステムの特長
- 手術時間が短く負担が少ない
短時間で手術が可能なため、処置の時間は10分程度で終わります。 - 全身麻酔不要で術後の回復が早い
麻酔なしで行えるので術後の回復が早いです。
不安がある方は、局所注射を行います。 - 感染リスクが少なく衛生的
吸引器具は1回1回使い捨てのため、洗浄・滅菌して使いまわす必要がなく衛生的な環境下で手術を行っています。 - 母体にやさしい
子宮内膜を傷つけるリスクを最小限に抑えています。
やわらかい吸引管(ソフトカニューレ)を使用し、手動での吸引で、患者さんに合わせて吸引力を調整しながら行います。 - 痛みの少ない手術
当院では処置や手術に伴う痛みを最小限に抑えられるよう、麻酔を使用した手術を行っています。
中絶手術の流れ
01.手術前検査
超音波検査で週数を確認し、血液検査・心電図検査・性感染症検査を行います。
手術日については、ご希望の日や時間帯をご相談ください。
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02.手術当日
来院4時間前より絶食です。コンタクトの方はメガネでご来院ください。
お持ちいただくもの
- 手術同意書(日付は手術日を記入)
- 手術代金
- 生理用ショーツ
- 夜用ナプキン2枚
- 髪をまとめるヘアゴム
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03.着替え
個室にご案内します。
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04.前処置
- 血圧計、心電図モニターをつけます
- 麻酔を投与します
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05.手術
ほとんど痛みは感じません。
手術時間は大体10分程度で終了します。
痛みを感じる方は追加で麻酔を投与しますのでお知らせください。
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06.手術後
個室で1時間程度安静にします。
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07.帰宅
当日は入浴はさけてシャワーをお使いください。
出血は1週間程度続きます。
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08.1週間後
中絶手術後に、回復しているか確認するため診察します。
発熱や下腹部痛、月経よりも出血が多い場合は、すぐ受診してください。
中絶手術のよくあるご質問
将来妊娠を希望しています。不妊になるか心配です
中絶=不妊のイメージがある方もいらっしゃいますが、ほとんどありません。
妊娠の週数や母体の安全を第一に手術を行っておりますので、過度な心配をしなくても大丈夫です。当院では手動真空吸引法(MVA)で行い、より子宮に優しい手術になることを心がけております。
何週まで手術できますか
当院では母体の安全を考え11週6日まで手術が可能です。
未成年の手術も行っていますか
行っています。手術には保護者さんの同意書が必要です。
パートナーが未成年の場合にもパートナーの保護者さんの同意書も必要になります。
中絶は想像以上に心身のダメージが大きいですので周りのサポートがとても大切です。
相談するのが怖い、決められない、妊娠したかもわからないなど不安を抱える間に、中絶手術をする場合の体への負担もどんどん大きくなってしまうので「妊娠したかも、、、」と思ったら迷わず当院へご相談ください。
検査や手術の不安なこと、些細なことでも丁寧に説明いたします。
相手と連絡がとれなくて・・・同意書とかサインができません。手術はできませんか?
できます。
母体保護法第14条第2項において「配偶者が知れないとき若しくはその意思を表示することができないとき又は妊娠後に配偶者が亡くなったときには本人の同意だけで足りる」と配偶者が所在不明の場合には本人の同意のみで足りると規定されております。
また、2013年には厚生労働省から「配偶者とは婚姻関係にある者を指す。したがって母体保護法上は、婚姻していない方、すなわち配偶者の存在しない方については、配偶者の同意は不要である。」との見解も示されています。
また以下のサイトでは予期せぬ妊娠に対する相談にのってもらえますので参考にしてください。
手術後に起こりうる症状
個人差がありますが、中絶手術後はこのような症状が現れる可能性があります。
痛み
数日から1週間程度、生理痛のような痛みがでることがあります。
子宮が収縮する痛みですが、痛み止めが効かないほどの痛みの場合は、早めに受診してください。
出血
約2週間前後ほど続きます。出血量には個人差がありますが、ほとんどは数日で減少していきます。
月経(生理)のときよりも出血が多い場合は、早めに受診してください。
発熱
微熱がでることがあります。高熱や、腹痛を伴う場合は、早めに受診してください。
手術による合併症のリスク
- 子宮の損傷
子宮に穴があいたり、子宮壁を傷つけてしまうリスクがあります。
こういったリスクは、金属製の器具によるものがほとんどです。
やわらかい吸引管を使用しておりますので、最小限にリスクを抑えるよう努めております。 - 遺残
術後に「遺残」といって、胎児・胎盤・卵膜の一部が子宮内に残ることがあります。
当院では術後に超音波検査をして「遺残」がないか確認しております。 - 感染
感染症のリスクはゼロではありませんが、クリーンな手術室で器具は1回使い捨てなどリスクを最小限にするために努めております。 - 麻酔による諸症状
麻酔によって、術後に吐き気や嘔吐、頭痛などの症状がでることがあります。
当院では、全身麻酔ではなく歯医者さんが使うような局所麻酔で手術していますので、こういった術後のリスクなども最小限に抑えられています。
料金について
術前検査料金目安
術前採血料 | ¥10,130 |
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手術料金(11週以降は他施設へご紹介いたします)
11週6日まで | ¥160,000 |
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